mTOR(エムトール/エムトア)とは?

mTOR(エムトール、またはエムトア)は、筋肉内の筋細胞内にある物質だ。

 

エムトールは、タンパク質の合成や細胞分裂を調整するシグナル物質で、エムトールが活性化すると、タンパク質の合成が進み、細胞分裂も起こる。

 

そのため、筋肉量を増やすためには、エムトールを活性化させないといけない。

 

そこで登場するのが、筋肉を増やすサプリメントとして有名なHMBだ。

 

HMBは、必須アミノ酸の「ロイシン」から体内で合成される物質で、「β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸」という。

 

我々が肉や魚、大豆などのタンパク質が多い食事をすると、タンパク質は20種類くらいのアミノ酸に分解されてから吸収される。

 

そして吸収したアミノ酸から様々なタンパク質が再合成されるのだが、ロイシンの一部はHMBに変換される。

 

このHMBがエムトールを活性化させて、筋肉量を増やす

 

エムトールは、HMBの原料である必須アミノ酸の一つ「ロイシン」によっても活性化するのだが、HMBの方が活性化させる力が強いらしい。

 

逆に言うと、ロイシンやHMBが少ない状態では、いくら筋トレしても筋肉は付かない。

 

筋肉をつけるには、十分なタンパク質と、筋トレが必要なのだ。



 

筋トレの効果とタンパク質

筋トレの効果は、48時間ほど続くとされている。

 

一度、筋トレを行うと、何もせずとも48時間はタンパク質の合成が進み、筋肉が作られる。

 

ただしそれは、体内に十分なタンパク質がある時の話で、食事でタンパク質を摂らなければ、筋肉量は増えない。

 

逆に、48時間中にタンパク質を取ると、食べるだけで筋肉の合成が進む。

 

「(タンパク質があるなら)筋肉を増やせ!」という指令が出ている状態なので、筋トレ後48時間は、タンパク質を食べるだけで、筋肉の合成が進む。

 

そのため、筋トレ後だけでなく、翌朝や良く翌朝の食事も重要だ。

 

いくらタンパク質をたくさん摂っても、一度に吸収できる量には上限があるので、小分けにしてタンパク質を摂る必要がある。

 

そのため、筋肉の増量に異常な情熱を持っているボディビルダー達は、数時間ごとにプロテインを補給するらしい。

 

さらにエムトールを活性化させるために、HMBのアミノ酸のサプリを追加する。

 

HMBのサプリには、BCAAやクレアチンを配合したモノがあって、多少効率よくなるらしい。

 

BCAAはHMBの原料となるロイシンや、イソロイシン、バリンなどの分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acids、BCAA)のことだ。

 

BCAAは、人間の体内のアミノ酸の3〜4割を占めるアミノ酸で、不足するとタンパク質合成に支障が出るため、火傷などの栄養補給に使われたりもする。

 

ただBCAAは、タンパク質をたくさん摂っておれば、特に不足するものでもないらしく、食事の後であれば、HMBだけでも十分かも知れないが。

 

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