どういう風に死にたいか 死因の国際比較

どういう風に死にたいか 死因の国際比較

どういう風に死にたいか 死因の国際比較記事一覧

老後の生活をどのようにプランすればよいか。それにはまず、何らかの目標・ゴールを決めなければならない。ゴールがハッキリしていなければ、何を準備して良いのか分からないし。老後の経済的な目標は、寝ていてもお金が入ってくる「資産」を持つことだろう。一方、健康面での最終的なゴールは「死」であるから、どのように死にたいかを、まず決めるべきだろう。何も用意せずに安らかに死ねるほど、世の中、甘いもんじゃないし。し...

さて、これから死因について調べていくわけだが、どういう風に分類されているかをまとめておく。参照するOECD統計の死因分類は、WHOが定めた分類法 ICD-10に準じている。疾病の分類はチャプター21まであるが、われわれ年寄りに関係ある死因は、この中の10個くらいだな。[1]Certain infectious and parasitic diseases「感染症・寄生虫症」コレラや腸チフス、赤痢、...

日本人の死因を考えるとき、比較対象となるのは他の国の死因だ。ところが人口の年齢構成(age-structure)が異なると、単純に比較することができない。人口ピラミッド(population pyramid)が異なる若い人が多い国と、年寄りの多い国を、単純に比較しても参考にならない。というのも若い人と年寄りとでは死因が違うからだ。年寄りの死因の上位項目は、ガンや心筋梗塞、脳卒中や肺炎であるが、若い...

我々日本人は、一体何で死ぬのだろう。年を取ったらどういう死に方をするのだろう。それを考えるために、日本人の死因についていろいろ考えていくことにする。最初は日本人の死因とその推移を、OECDの統計から拾ってグラフを作ってみた。これを見ると、1960年(昭和35年)から、2010年(平成22年)までの50年間で、死因の構成比がかなり違うことが分かる。死因の構成の推移(日本・男性)50年前は、ガンで死ぬ...

死因の考察、日本人女性編。日本人女性の死因の1位は、男性と同じく悪性新生物(ガン)だ。2位3位4位は脳卒中(脳梗塞・脳出血)呼吸器疾患(肺炎・流感)心疾患(心筋梗塞などの心臓病)の3つだ。死亡者数の推移グラフはこちら。死因別死亡者数の推移(日本・女性)構成比の推移はこちら。死因の構成比の推移(日本・女性)これを見ると、ガン・心臓病・脳卒中・肺炎の4つの死因が日本人女性のなんと7割を占めていて、長生...

日本人の死因の推移を見ると、減っているのは脳卒中で、増えているのはガンと肺炎だ。肺炎で死ぬ人の割合が増えている原因は、どうもよく分からないが、おそらくはタンパク質不足ということだろう。最近、年寄りの栄養不足が指摘されていて、深刻なタンパク質不足に陥っているというからね。タンパク質不足になると、たった一週間で免疫力が一気に落ちるし、年を取るとウイルスの侵入に身体が反応しにくくなる。だから肺炎による死...

日本人の死因の第一位は、ガン。二位から四位までは混戦で、心筋梗塞と脳卒中の循環器疾患、そして呼吸器疾患の肺炎。そして日本人のガン死の特徴は、胃ガンの死亡者数が多いこと。これってかなり異常なことなんだけれど、未だに原因がよくわからない。WHO(世界保健機構)も、「胃ガンと塩漬け食品には相関関係が疑われる」というくらいで、それ以上は言及していない。漬け物とか干物などに、発がん性物質があるかどうかは不明...

日本でも肺ガンで死ぬ人が増えているという。肺ガンは、ガンの中でも致命率が高く、多くの人が肺ガンで死んでいる。ガンで死ぬと言えば、胃ガンを思い浮かべるが、実は肺ガンが一番、死に至りやすいガンだ。肺ガンの原因は、第一に喫煙(タバコ)、第二に放射性物質のラドンで、住宅建材のアスベスト、クロムなども原因とされている。肺ガンと喫煙の関係は、喫煙率の曲線と肺ガン死率の曲線が、20年を経て強い相関関係を示すこと...

大腸ガンは、ここ50年で増加したガンだ。大腸ガンとは、大腸にできるガンで、できる場所によって盲腸ガン、結腸ガン、直腸ガンなどと呼ばれる。日本では毎年、男女ともに約2万人の人が、大腸のガンで亡くなっている。2010年のOECDデータでは、男性が24,125人で、女性が20,495人。男性が女性と比べて2割ほど多いが、他の種類のガンでは2倍近く違うことが多いので、大腸ガンは、比較的性差の少ないガンと言...

肝臓ガンは、日本人に多いガンだ。肝臓ガンは、肺ガン(約140万人)や胃ガン(約74万人)に次いで、3番目に死亡者数が多いガン(約70万人)だという。肝臓ガンはウイルス性肝炎が原因とされていて、患者は東アジアに集中している。そのため、欧米諸国と比べると、日本だけがダントツで死亡者数が多くなっているが、韓国やモンゴルも非常に死亡者数が多いという。肝臓ガン 死亡者数の推移と国際比較

乳ガンは欧米人に多いガンだが、最近は日本人にも増えてきた。母乳を作る乳腺という器官にガンができ、発見が遅いと死につながるガンだ。乳腺の一部にできる乳ガンもあるが、乳腺の中をウロウロする乳がんもある。乳がんは、発見が早ければ、乳腺を切除すれば死を避けることができるガンだ。ただし切除手術をすると、胸がなくなってしまうと手術を避けるウチに、死につながるようなこともあるらしい。というのも乳がんの手術という...

脳卒中とは、脳の血管のトラブルである。脳内の血管が破裂して出血する脳出血と、脳内の血管が詰まってしまう脳梗塞(のうこうそく)に、大きく分けられる。どちらも死につながりやすく、死を免れても後遺症が残りやすい。日本はかつて、脳卒中大国で脳出血で死ぬ人が多かったが、その原因は、低栄養(タンパク質不足)と高血圧だ。昭和前半の日本は食糧不足でタンパク質や脂肪などの栄養が不足した。その結果、血管壁や胃腸が薄く...

アメリカでの死因の1位は、心臓病(心疾患・心筋梗塞)だ。そこで戦後しばらくしてから、心臓病対策のための食事法が模索された。その結果、日本や地中海沿岸国の食生活が健康食であるとクローズアップされて、様々な研究成果が上がってきた。まず80年代は動物性食品に含まれるコレステロールの多さが問題だとされ、動物性の脂より植物性の油が良いとされた。90年代になると、コレステロールを減らして植物性の油に替えても、...

OECD諸国と日本との死因の比較。まず最初は、イタリアの死因の構成だ。地中海沿岸諸国では、心臓病リスクが低く、その原因は地中海独特の食生活つまり「地中海食」にあると考えられている。そして地中海食の研究が進み、オリーブオイルに含まれる油の成分や、魚介類に多いω-3系脂肪酸(EPA,DHA)や、赤ワインに含まれるポリフェノールなどに、様々な健康効果があることが分かってきた。地中海食の特長として挙げられ...

スペイン料理は地中海料理の一つである。地中海食は、健康食として注目され、戦後から長年研究されてきた。というのもアメリカで心臓病患者が増え、心臓病が少ない地域の食事に大きな関心が集まったのだ。それに該当したのが日本と地中海沿岸だが、日本食はあまりにもアメリカの食事とかけ離れていたので研究対象にならず、地中海沿岸の食生活が主な研究対象となった。もちろんスペイン料理と一口に言っても、地域によってかなりの...

アメリカの死因の推移・男性編アメリカ人男性の死因のトップは、50年前から循環器疾病、すなわち心筋梗塞と脳卒中(脳梗塞)であった。かつては、アメリカ人男性のほぼ半数が脳や心臓の血管を詰まらせて死んでいたわけである。そのため、戦後まもなくから、心臓病対策として様々な研究が行われ、心臓病や脳卒中が少ない地中海沿岸の食事習慣の研究が進められた。その結果、心臓病による死亡者の割合が大きく下がり、現在では、ガ...

アメリカ人女性の死因はどうなってるのか。アメリカ人女性の死因も、男性同様、かつては心臓病であったが、現在はガン死がかなり増えている。循環器疾病、つまり心筋梗塞と脳卒中を合わせた人数で比べると、ガンと同じくらいの人数になる。心筋梗塞は心臓病の一つだし、脳卒中(脳梗塞)は脳のトラブルなのに、なぜ一緒に扱うのかというと、どちらも血管のトラブルだからだ。心筋梗塞も脳梗塞も、動脈硬化によって、心筋(心臓を動...

アルツハイマー病とは、ドイツの精神科医アルツハイマーが、百年ほど前に発表した症状だ。アメリカのレーガン元大統領や、イギリスのサッチャー元首相などが患った病気としてもよく知られている。認知症というのは、簡単に言うと、ちゃんと働いていた脳が、何かの原因で、ちゃんと動かなくなる病気だ。認知症には、脳血管性認知症、前頭側頭変性型認知症、レビー小体型認知症(パーキンソン病)など様々なタイプがあるのだが、一番...

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