乾燥肌とニキビも老化現象

肌の老化は、乾燥肌ニキビという形でも現れる。

 

まず乾燥肌とは、皮膚の一番表面の「角質層」というところが硬くなり、カサカサしてかゆくなる状態だ。

 

乾燥肌になる原因としては、遺伝によるモノ、水分不足、皮脂腺の分泌量不足が挙げられている。

 

また冬に多いことや、入浴やシャワー、水泳や洗剤によっても起こりやすいので、水に触れる頻度に関係しているらしい。

 

冬は空気が乾燥して皮膚の表面の水分が蒸発しやすいからだが、水に触れる頻度が多いとなぜ乾燥肌になるかというと、皮膚の表面にある油分がなくなってしまうからだろう。

 

皮膚というのは、ホコリやちり、雑菌やウイルスなどという侵入物のバリア(障害物)の役割を持っている。

 

皮膚から分泌される皮脂(脂肪)と、汗に含まれる免疫グロブリンというタンパク質によって、皮脂膜という0.001ミリの薄い膜を作り、その下に水分の層を作って皮膚を覆い、紫外線や外敵の侵入を食い止めているわけだ。

 

だから石けんやシャンプーなどで、皮脂膜を毎日洗い流してしまうと、皮膚は常に無防備になってしまう

 

皮脂膜の油がなくなると、その下の水分層が蒸発するので、皮膚はどんどん乾燥して、表皮の角質層はカサカサになる。

 

そしてカサカサになった皮膚には、石けんやシャンプーの成分がたくさん残ってしまい、皮脂膜の再生を妨げてしまう。

 

若い頃は、皮脂腺から活発に皮脂を分泌しているし、新陳代謝が盛んで、皮膚の入れ替わりも早いから、肌が乾燥していてもあまり気がつかない。

 

ところが20代ころから、ターンオーバー、すなわち、皮膚が新しいモノと入れ替わるのに時間がかかり、角質層が硬くなって剥がれにくくなる。

 



皮膚の細菌叢「皮膚常在菌」

皮膚は、表皮・真皮・皮下脂肪という三つの層でできている。

 

そして表皮の一番外側が「角質層」だが、さらに外側には水分と油の膜がある。

 

皮膚を覆っている油の膜を「皮脂膜」と呼ぶが、皮脂膜は、皮脂腺から出る皮脂と、汗に含まれる免疫グロブリンというタンパク質によって、ホコリや雑菌、ウイルスなどが体内に侵入するのを防いでいる。

 

この皮脂膜はpH4.5〜6.5の弱酸性に保たれていて、これが雑菌の繁殖を防いでいるのだが、ここで活躍しているのが皮膚に住んでいる十種類以上の「皮膚常在菌」だ。

 

人間の腸内には、千種類以上の細菌が住んでいて、腸内細菌叢という叢(くさむら)を作っているのだが、皮膚にも十種類以上・一兆コもの細菌が住んでいる。

 

これを皮膚細菌叢(皮膚フローラ)と呼んだりもするが、彼らは皮脂と汗を分解して脂肪酸にし、皮脂膜を弱酸性に保つ手伝いをしている。

 

皮膚にいる細菌や微生物は、毛穴やシワの奥などに潜んでいるのだが、皮脂や汗を食糧にして繁殖している。

 

そのため、石けんやシャンプーなどで皮脂を洗い流してしまうと、エサが減って正常に繁殖できなくなってしまう。

 

その結果、皮脂膜は弱酸性を保てなくなり、有害細菌が繁殖したり、体臭がひどくなったりする。

 

つまり、石けんやシャンプーで身体を洗うのは、本当に必要な時だけにしないと、乾燥肌になり、免疫力も落ちるってことだ。

 

合成石けんや界面活性剤がダメで、天然石けんなら良いとかじゃなく、皮膚から油分を取り除くこと自体が良くないのだ

 


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