抗糖化ケアと、理想の栄養バランスのウソ

抗糖化ケアと、理想の栄養バランスのウソ

抗糖化ケアとは、炭水化物をとにかく減らすこと

21世紀に入って、アンチエイジングの研究から、炭水化物の害が明らかになってきた。

 

老後をいかに健康に過ごすかは、あくまでも個人の関心事であるが、高齢者の医療費が各国の財政を圧迫し始めたため社会全体で「抗老化」への関心が高まり、老化を促進する物質探しが進んだのだ。

 

その結果、20世紀末に、ブドウ糖や果糖などが体内のタンパク質や脂肪と反応する「糖化反応」と、その生成物であるAGEs(エイジズ)が、皮膚や血管、関節や骨などの細胞や組織を、大きく劣化させていることがわかった。

 

今まで、あまり害のない成分だと考えられてきた炭水化物が、ここへ来て、実は様々な老化現象を引き起こす原因で、害があると分かってきたわけだ。

 

この炭水化物の取り過ぎによる害は様々な種類があるので、まとめて「糖化ストレス」と呼ぶ。

 

糖化ストレスにはどのようなモノがあるかと言うと、

  • 血管や皮膚、骨や関節のコラーゲン組織の糖化
  • 糖とタンパク質・脂肪が反応してできるAGEsによる害
  • 糖尿病や甘いペットボトル飲料などによる血糖値の大変動の害
などだ。

 

そして糖化ストレスを減らす方法は「抗糖化ケア」と呼ばれる。

 

抗糖化ケアの大まかな考え方、

  1. 可能な限り糖類や炭水化物を食べるのを減らし、
  2. 高温調理したAGEsを含んだ食べ物を避け、
  3. 禁煙や運動によって、AGEsを増やさないような生活に変える
ということになる。

 

焦げたものや揚げ物を食べ過ぎると健康に悪いとは、以前から言われていることだし、タバコや運動不足も健康に悪いのはほぼ常識だから、問題は炭水化物をいかに減らすか、というところだな。

 



理想の栄養バランスは、実は決められない

炭水化物は今まで、殆ど害のない栄養成分だと考えられてきた。

 

なのでWHO(世界保健機構)も、食事から取る栄養素として、必須カロリーの50%以上を、炭水化物で取るように勧告してきた。

 

ところがここ十年ほどで、炭水化物の害が明らかになりはじめ、炭水化物を食べた後の食後高血糖が、さまざまな害を作ることが分かってきた

 

そのため、理想的な食事のPFCバランス、すなわち、タンパク質と脂質と炭水化物の比率は、現時点では全く分からなくなってしまっている。

 

血糖値コントロールの専門家であるはずの、アメリカの糖尿病学会ですら、奨められるPFCバランスは決められないとしている。

 

分かっていることと言えば、

  • タンパク質の一日の必要量は、体重1kgあたりタンパク質1〜2g
  •   ※除脂肪体重1kgあたり1.1〜2.2g。

     

    体重1kgあたり2gを超えると害あり

  • 脳が一日に使うエネルギーは、炭水化物換算で130グラム程度
  •   ※脳は、ブドウ糖やケトン体(脂肪)をエネルギー源とする
ということくらいである。

 

心臓や骨格筋は、エネルギー源として脂肪を使うが、脳はブドウ糖を優先的にエネルギー源として使うので、脳が消費するブドウ糖をまかなえる炭水化物量が一つの目安だ。

 

というわけで、体重60キロの人なら、タンパク質60グラム(240kcal)以上120グラム(480kcal)以下、炭水化物130グラム(520kcal)程度を毎日食べれば、あとはもうどうでも良いよ、という感じである。

 

タンパク質60グラムというと、卵なら10個、鶏肉だと300グラム程度。

 

炭水化物130グラムというと、ご飯なら茶碗2杯半くらい、どんぶり飯(牛丼)なら大盛り1杯弱程度くらいになる。

 

日本人で、糖質制限をしていない人の場合、一日に炭水化物を300グラム以上食べているので、ざっと3分の1くらいに減らせば良いというわけだ。

 

そんなに減らして大丈夫か?とも思うが、実は炭水化物というのは、必ず食べないといけないモノでもないらしい。

 

なぜなら「ケトン食療法」といって、2年間も炭水化物を食べないような食事療法もあるからである。

 


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