皮膚のコラーゲンの半減期は、なんと15年

皮膚のコラーゲンの半減期は、なんと15年

年を取ると、なぜシワができるのか

血液中にあるブドウ糖を血糖という。

 

血糖は血管を通って全身に行き渡り、細胞のエネルギー源となる。

 

この血糖の濃度が「血糖値」で、普段は80-100mg/dlくらいに保たれている。

 

ところが甘いペットボトル飲料の飲み過ぎや、炭水化物の取り過ぎ、病気などで高血糖になると、身体のあちこちで「糖化」という反応が起きる。

 

糖化というのは、甘い飲み物や炭水化物に含まれるブドウ糖や果糖が体内のタンパク質や脂肪と反応して、細胞や組織を弱くしたり、有害物質を発生させてしまう反応だ。

 

この糖化が年々積み重なっていくのが、「老化」の一つの大きな原因なのである。

 

たとえば若い頃の肌は張りがあってみずみずしいが、これは皮膚のコラーゲンが正常だからである。

 

ところがこのコラーゲンはタンパク質なので、血糖と反応して悪いコラーゲンに変質してしまう

 

糖化されたコラーゲンは、弾力がなくなりモロくなるので、年を取るにつれて肌から張りやツヤがなくなっていく。

 

代わりに糖とタンパク質や脂質が反応してできたAGEs(エイジズ)と呼ばれる物質が溜まってシミになっていく。

 

AGEsというのは、ものすごく簡単に言うと、肉やタマネギを焼いたときにできる茶色い物質なのだが、あれが皮膚のあちこちに溜まっていくと考えれば良い。

 

しかもこのAGEsの半減期(半分に減るのに必要な時間)は、約240日と結構長いので、いったんできてしまうと、なかなか元には戻らない。

 

そのため、日頃から糖類や炭水化物を取り過ぎないようにする必要がある。

 



皮膚のコラーゲンの半減期は、なんと15年

年を取るにつれてシワが増えるのは、糖化によって皮膚の奥にあるコラーゲン・タンパクが弱くなり張りを失っていくからである。

 

またシミなどができやすくなるのも、糖化によってできたAGEsという、いわば「おこげ」が皮膚に溜まるからである。

 

AGEsは細胞内で分解され、尿として排泄されていくのだが、半減期(半分の量になる期間)は、約240日くらいらしい

 

つまり、今から糖質制限をして炭水化物の量を減らし、さまざまな抗糖化ケアを始めれば、1年後には、かなりのAGEsを排出することができることになる。

 

しかし皮膚や骨、血管などのコラーゲンが糖化されてしまうと、そんなに短期間では元に戻すことはできない。

 

というのも、コラーゲンは非常に安定した物質で、壊れたりしない限り、滅多に作り替えられるモノではないからだ。

 

20歳くらいまでは新陳代謝が盛んなので、コラーゲンが傷めばすぐに新しく作り替えられるが、25歳以降になると、コラーゲンが劣化しても、なかなか作り替えなくなっていく。

 

その結果、健康な皮膚のコラーゲンの半減期はなんと15年だというから大変だ。

 

つまり今から糖質制限を始めても、張りのある肌を取り戻すには15年以上かかるということになる。

 

骨や関節のコラーゲンの再生も、同様に時間がかかる。

 

糖化されたコラーゲンは分解されにくくなるし、骨を作り替える時に働く様々な細胞も、AGEsに反応して機能が低下するからだ。

 

となると、老後を健康に過ごすには、かなり早い時点から、老後に備えるような生活を送らないと間に合わないね。

 

つまり、今すぐってことだ。

 



このエントリーをはてなブックマークに追加
トップへ戻る