糖質制限食とは、血糖値を上昇させない食事法

炭水化物が血糖値を上げ、身体のあちこちの組織を「糖化」して老化を早めると言うことは分かった。

 

また血糖がタンパク質や脂肪と反応しAGEs(エイジズ)と呼ばれる「焦げ」をつくりそれが身体に悪いと言うことも分かった。

 

なので炭水化物の食べ過ぎをやめ、健康増進に役立てようと始まったのが、糖質制限食という食事法だ。

 

糖質制限食では、1食あたりの糖質(炭水化物−食物繊維)量を20グラム以下に制限したメニューを毎日食べる。

 

これによって血糖値の上昇を抑え、老化を遅らせるわけだ。

 

これは元々、糖尿病患者のための食餌療法として90年代後半から始まった方法だ。

 

糖尿病にかかると、高血糖状態が続くので、失明や腎臓病などの合併症が起こりやすく、寿命も10歳くらい縮むのだが、それを予防する目的がある。

 

1食あたり20グラムという糖質量の根拠も、血糖値の上昇度から算出された分量で、糖尿病でない人なら、40グラムまで食べても良いという。

 

ケトン食療法や修正アトキンス式食餌療法は、炭水化物を1日10〜15グラム以下にするという厳しいモノだが、糖質制限食では、1日130グラムの炭水化物を、何回かに分けて食べれば良い。

 

ケトン食と糖質制限食は、炭水化物を制限するという方法は同じなのに、なぜこんなに食べて良い量が違うかというと、ケトン食は脂肪をエネルギー源として使う身体を作るためのもので、炭水化物をゼロにすることで、それを達成しようとするのに対し、糖質制限食では、血糖値の上昇さえ抑えれば良いからである。

 

つまり目的が違うから、食べて良い分量が違うってことだね。

 



糖質制限食の問題点は、ミネラルと食物繊維不足

糖質制限食とは、血糖値を上昇させる糖質を制限し、失明や腎臓病などの糖尿病の合併症や、身体の糖化を予防するという食餌法だ。

 

1食で摂る糖質(炭水化物−食物繊維)を20グラム〜40グラムに制限して、食後高血糖が起こらないように図る。

 

糖尿病の人は身体の糖化が進んでいるため20グラムという厳しめの制限をするが、糖尿病でない人は40グラムまで食べて良いという。

 

ただし、糖質制限食にも問題がないわけではない。

 

というのもまず、糖質制限食ではエネルギー不足による体調不良が起こりやすいと言う。

 

体調不良の症状としては、身体がだるくて重い(全身倦怠)、力が出ない・筋肉が落ちた(筋力低下)、やる気がでない(無気力)、髪がぬける、生理不順、低体温、冷え、などが起こるようだ。

 

また尿酸値が上がったり、ふくらはぎがケイレンするというようなことも起こるようだ。

 

たとえば炭水化物を250グラム減らせば、1グラムあたり4キロカロリーなので、1000キロカロリーのエネルギー減になる。

 

1000キロカロリーも摂取エネルギーを減らしたら、そりゃ体調不良になりますわな。

 

また、炭水化物の多い食品を減らすと、ミネラル不足や食物繊維不足になって便秘にもなりやすくなる

 

ふくらはぎがつりやすくなるのも、実はミネラル不足らしい。

 

だから炭水化物を減らしたら、その分のエネルギーとミネラルと食物繊維を確保しないといけないわけだね。

 

そしてエネルギー不足をタンパク質や脂肪を増やして補うと、タンパク質や脂肪の取り過ぎになるのも問題になる。

 

肉を増やすか、乳製品を増やすか、大豆タンパクで摂るか、あるいはオリーブオイルを増やすか、リノール酸を増やすか。

 

増やした食品や調理法などの組み合わせによって、心臓病や腎臓病のリスクが、かえって上がってしまうらしい。

 

一番無難なのは、大豆食品(豆乳、豆腐、厚揚げ、納豆)だが、エネルギー不足解消には、ちょっと足りないかも。

 

健康に良い食品については、また後でまとめることにする。

 


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